引越し前に必ず読みたい東京街図鑑

東京の街を定量・定性で分析。 一人ひとりのライフスタイルに合った「東京」を見つけるための街ガイド

ざっくりわかる沿線マップ 【中央線 編】

 

f:id:doi_naoki:20161231125004j:plain

 

■沿線キャッチコピー

「東京の真ん中と多摩をぶちぬく混沌列車」

 

3行でわかる中央線

・吉祥寺より東か西かで街のノリは別世界

・人身事故率と遅延率の高さは覚悟が必要

・「快速」といっても中野より西は全部停まります

 

代表的な街の紹介

 

中野

「中央線っぽさはここから始まる 整然と混沌のあいだ」

 

新宿からオレンジ色の中央線に乗って5分、いわゆる「中央線っぽさ」はここから始まります。駅北側にある商店街・サンロードの充実度は圧巻。生活用品を買う上でここで揃わないものはない!といえるくらいの充実度です。この商店街をさらに進むとオタクの聖地・ブロードウェイが見えてきます。一時は古臭い街とのイメージもありましたが、まんだらけの盛り上がりもあって「漫画・アニメといえば中野」と呼ばれるように。

f:id:doi_naoki:20161230205414j:plain

 

一方で、駅の北西側は再開発が進み、中野セントラルパークという新しい複合施設が完成。キリンの本社や早稲田・明治などのキャンパスが新しくでき、街並みが一気に綺麗に。このあたりは、いわゆる「中央線っぽさ」はゼロ。

 

ラーメン屋・定食屋・居酒屋等外食に困ることはないので、上智・法政など中央線沿線の大学に通う男子学生、新宿近辺勤務の社会人が一人暮らしするのはぴったりです。洗練されたイメージはないですが、地に足をつけて、便利に生活を送るならお勧めできる街といえます。

 

【同類の街】荻窪

【対極の街】代官山

 

高円寺

「中央線っぽさ、ナンバーワン。文化系夢追い人が集う街」

 

小さなライブハウスや劇場が集まり、ロッカー・演劇人にとっての聖地、それが高円寺。ヒッピーっぽい人が沢山いて、雑貨屋・古着屋が立ち並び、反ブランド・反流行主義で自分流のこだわりファッションを好む若者が街を闊歩しています。大きな駅ビルがない一方、南北に10の商店街があるので、街探検をするには、都内でもトップクラスに楽しい街といえるでしょう。

 

f:id:doi_naoki:20161230205434j:plain

南北にあふれる商売っ気はあまりなく、自分の趣味の延長でお店をやっている人も多数。この点が下北沢に類似しており、結果として夜型行動な人間が多い街となっています。高円寺に暮らす人の属性としては、文化系人間が集うことに起因し、駅前のロータリーでは市民運動やリベラル系の政治家がよく演説している姿を見かけます(選挙期間中は特に)

 

高円寺で暮らすのに向いている人としては、① ロック/演劇/音楽等のジャンルで一旗揚げたい人② ほどほどに栄えている街で暮らしたくて、かつ街歩きが好きな人③ 中央線沿線の大学に通っている人(特に上智・法政の学生が多く暮らす)といったところ。多数派としては20代の若者の一人暮らしが多いですが、居心地が良すぎて住みつく30代、40代もちらほら。

 

【同類の街】下北沢

【対極の街】たまプラーザ

 

吉祥寺

「大規模商業施設×個人店舗、都市と田舎の融合 住みたい街1位の常連タウン」

 

ドラマ・漫画でも舞台になることが多いこの街は、中央線×井の頭線のカルチャー、都会っぽさと田舎っぽさの両方を兼ね備える絶妙なバランスの街。駅前にはアトレ・ヨドバシ・東急百貨店、そして新しくできたキラリナ京王吉祥寺等、様々な商業施設が揃っています。このように大規模商業施設が充実する一方で、駅北口のハーモニカ横丁などアングラ感漂う路地裏もあり、ディープな世界が広がっています。このように大規模な商業施設と個人経営のお店がうまくバランスしている点が吉祥寺の魅力を作り出しているのです。

 

f:id:doi_naoki:20161230205616j:plain

 そして、南口から歩くと見えてくるのが、吉祥寺の代名詞でもある井の頭公園。東京にいることを忘れるくらいの自然を楽しむことができます。休日のリフレッシュには最高!このように吉祥寺にはあらゆる要素がそろっているので、一人暮らし~ファミリーまで幅広い層にマッチしやすい街ですが、人気の街ゆえ、週末は人が多すぎて住む街としてはちょっと疲れるかも。もう少し落ち着きを求めるなら、同じ中央線でも西荻窪・阿佐ヶ谷あたりのほうがベターです。

 

【同類の街】下北沢

【対極の街】二子玉川

 

 

 

武蔵小金井

「ここに中央線っぽさはありません 落ち着いた郊外の住宅地」

 

皆が想像する「中央線っぽい街」は中野~三鷹まで。街から怪しい雰囲気は消え失せ、武蔵小金井までくると、一気に緑の割合も増え、いわゆる東京郊外の住宅街という景色に変わります。駅も新しく整備されており、そびえ立つタワマンを見ていると、高円寺や吉祥寺とつながる中央線とは全く別の路線のようにも思えるほど。住宅と緑がバランスする正統派の住宅街なので、くれぐれも「中央線っぽい雰囲気」にあこがれるなら、この街はお勧めしません!

 

f:id:doi_naoki:20161230205635j:plain

【同類の街】武蔵境

【対極の街】六本木

 

 

立川

「老若男女みんなウェルカム ここは立川 多摩の新宿」

 

吉祥寺より西側は比較的落ち着いた住宅街が続く中、ここにきて一気に都会の街が登場!それが「多摩エリアの首都・立川」です。駅前にはルミネ、伊勢丹、ロフトに高島屋と商業ビルが林立。立川駅を貫くような形で高架にはモノレールも走っており、ちょっとした未来都市感すら感じる都会です。国分寺→国立と高級住宅街の雰囲気を走ってきた空気を一変させるのがこの街です。

 

f:id:doi_naoki:20170225182332j:plain

 

また立川を立川たらしめているのが、北口にある競輪場、そして南口には馬券が買えるウィンズ。中央線界隈のギャンブラーが集うので、なおさら混沌とした雰囲気を醸し出しています。一方、立川に暮らすファミリーにとっての定番なレジャーは昭和記念公園に行くこと。東京ドーム40個分にの巨大公園は桜の名所としても知られ、春には多くの人が訪れます。

 

【同類の街】八王子

【対極の街】国立

 

ここまで、代表的な5つの街を紹介してきました。一言に中央線といっても街の雰囲気は全く持って違います。くれぐれも一つにまとめて考えず、気になる街に行ってみて、その街の雰囲気を自分で感じてみてください!

 

 

 

中央線がなかったら 見えてくる東京の古層

中央線がなかったら 見えてくる東京の古層

 
JR中央線 街と駅の1世紀

JR中央線 街と駅の1世紀