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引越し前に必ず読みたい東京街図鑑

東京の街を定量・定性で分析。 一人ひとりのライフスタイルに合った「東京」を見つけるための街ガイド

ざっくりわかる沿線マップ 【東急田園都市線 編】

 

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■沿線キャッチコピー
 
「大企業戦士を乗せて走る 渋谷と住宅地をつなぐ通勤列車」
 
■3行でわかる田園都市線
 
若者の街・渋谷と郊外住宅地をつなぐ通勤列車。通称:田都(でんと)
私鉄混雑率NO.3の人気路線ゆえ、住むなら慢性的な混雑・遅延は覚悟が必要。
多摩東急田園都市は民間最大の開発で、計画的な街づくりは評価高い。
 
■代表的な街の紹介
 
田園都市線といっても、街によってその個性は全然違います。田都の中でも代表的な街を5つここから紹介していきましょう。
 
 「東急っぽいハイソさ×シモキタ的な脱力感を融合したオシャレタウン」
 
「三茶」との愛称で呼ばれるこの街は、世田谷なのに気取らない雰囲気を醸し出しており、初めて上京する地方出身者でもなじみやすい街。北側に位置するシモキタ・中央線沿線のカルチャーからの影響と、東急っぽいハイソさが融合して、若者が集う良い感じの猥雑な街となっています。
 

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特に面白いエリアとしては、三角地帯と呼ばれる居酒屋が集まる路地のディープさ・カオスさは一見の価値あり。また、三茶~池尻大橋にある「三宿」はオトナな雰囲気を醸し出しており、駅から離れているからこそ落ち着いた飲食店が点在しています。
 
三茶で暮らす人の属性としては、電車で2駅の距離にある渋谷にIT系企業が集結していることもあり、ベンチャーでバリバリ働く人が多い(特にサイバーエージェントは2駅以内に住む従業員に手当を出るので、サイバー率の高さはすごい!LINEの社員も結構います)加えて、表参道へ自転車で距離で行ける距離でもあるので、表参道・原宿で働く美容師も、三茶住み率が高く、街は下町ながらも華やかな雰囲気です。若者の一人暮らしには自信をもってお勧めできます。
 
【同類の街】下北沢
【対極の街】新浦安
 
「不便さを感じない ザ・世田谷の閑静な住宅街」
 
三角地帯を中心に怪しげな雰囲気もある三茶とはちょっと雰囲気が変わり、落ち着いた住宅地です。駅名の通り、駒沢大学がキャンパスをかまえているため、若者向けの居酒屋やラーメン屋が一通り揃っている一方、駅を離れると落ち着いた住宅地が広がります。特に東京オリンピックの会場でもあった駒沢公園付近は、広々とした緑が広がり、ジョギングや散歩に最適!
 

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【同類の街】学芸大学
【対極の街】北千住
 
「清く、正しく、美しく。港区住民すら一目置く 東急的お上品キラキラタウン」
 
街の西側に流れる多摩川沿いの自然豊かな環境。そして、セレブが住んでる住宅地というブランドを持つ二子玉川(通称:ニコタマ)。なんとなくお上品なイメージのある東急田園都市線の街で、東側の核となるのがこの街です。2011年には東急グループが鼻息荒く進めていた再開発である「二子玉川ライズ」が完成。
 
2015年には再開発の第2期も完了。品川の端っこで不便不便と言われていた楽天がオフィスを移し、今までなかった大型ホテルも完成。テナントにも代官山に蔦屋書店をオープンさせたCCCの新業態「蔦屋家電」がオープン。マダムなお母さまが、子どもに絵本を読み聞かせてるその隣で、渋谷で働くIT系男子がスタバでコーヒーを飲みつつ、Mac Book Airをカタカタしてます。ああ、お上品!「代官山のキラキラした感じ」+「清く正しい美しいファミリー感」それが、二子玉川という街です。
 

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街としてはカップル・ファミリー向けに設計されているので、若者の一人暮らしとしてはお勧め度が下がります。
 
【同類の街】たまプラーザ
【対極の街】亀有
 
多摩川超えればそこは別世界 混沌の川崎」
 
お上品さがMAXな二子玉川から多摩川を超えるとやってくるのが溝の口、雰囲気はガラっと変わります。北は立川、南は川崎とつながる南武線との接続駅で、街の雰囲気は「南武線っぽさ95%、田都っぽさが5%」という感じで圧倒的に南武線優位です。沿線で唯一東急っぽさが影を潜めている街です。
 

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駅ビルから連なる歩道を歩くとマルイ・ドンキ、ノクティという商業ビルがあり、買い物に不便することはない利便性ではピカイチ!商店街も充実しているので、二子玉川と違って、気取らずコスパを求めるならお勧めです。この街ではスウェットで歩いていても全く問題なし!
 
【同類の街】町田
【対極の街】二子玉川
 
⑤たまプラーザ
「ここぞ田園都市の中心 駅と街が融合するザ・郊外の住宅街」
 
東急多摩田園都市計画の中心となるのがこの街、たまプラーザ(通称:たまぷら)。駅に直結する商業施設「たまプラーザテラス」はファミリー向けテナントが溢れており、多くの女性が「結婚したら住みたい!」と思えるような華やかな街づくりがなされています。
 

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坂が多い街ではありますが、開発からの月日とともに街が良い感じに成熟してきており、絵に描いたような「郊外住宅街」として今もその人気を保っています。
たまプラをお勧めできるのは、圧倒的にファミリー世代。綺麗で健全な空気が流れており、子育てにも十分良い環境でしょう。逆に若者の一人暮らしには向かないので、田園都市線で考えるなら、溝の口や三茶を選ぶほうがベターでしょう。
 
【同類の街】新百合ヶ丘
【対局の街】高円寺
 
ここまで、代表的な5つの街を紹介してきました。一言に田園都市線といっても街の雰囲気は全く持って違います。くれぐれも一つにまとめて考えず、気になる街に行ってみて、その街の雰囲気を自分で感じてみてください。
 
 
田園都市生活 62 (エイムック 3573)

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東急電鉄―街と駅の1世紀 懐かしい沿線写真で訪ねる

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